仕訳とは
仕訳は、事業のひとつの取引を仕訳帳に記録したものです。日付、短い摘要、そして同じ合計額の借方の勘定と貸方の勘定を少なくとも1つずつ書きます。どの仕訳も証憑から始まるので、あとから誰でも数字の出どころを確かめられます。
借方と貸方のルール
3つの問いで仕訳を書く
- 何が起きたか。それを証明する証憑はどれか。
- どの勘定が変わるか。それぞれ増えるのか減るのか。
- 上のルールに従うと、それぞれの変化はどちら側に入るか。
解答つきの7つの例
最初の6つはある店の最初の1か月、7つ目は誤りの訂正です。
| 例 | 借方の勘定 | 貸方の勘定 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 1. 店主が現金を出資 | 現金 | 資本金 | 5,000 |
| 2. 棚を現金で購入 | 器具備品 | 現金 | 1,200 |
| 3. 現金売上 | 現金 | 売上高 | 3,000 |
| 4. 掛けによる売上 | 売掛金 | 売上高 | 800 |
| 5. 家賃の支払い | 地代家賃 | 現金 | 1,000 |
| 6. 後払いの電気代の請求書 | 水道光熱費 | 買掛金 | 400 |
| 7. 1,100 と記録した家賃の取消 | 現金 | 地代家賃 | 1,100 |
例1では、事業は現金を受け取り(資産が増える:借方)、それを店主に負っています(純資産が増える:貸方)。例4ではまだ代金を受け取っていません。増えるのはお客様が払うべき金額、つまり売掛金です。例6では、費用は支払ったときではなく、請求書が届いたときに記録します。
仕訳の訂正:取消仕訳
記録済みの仕訳は消しません。家賃を 1,000 ではなく 1,100 と記録していたなら、借方と貸方を入れ替えた同じ仕訳(例7)で取り消し、そのうえで正しい仕訳を記録します。両方が帳簿に残るので、誰でも何がいつ変わったかを確かめられます。
よくある誤り
- 借方と貸方の合計が一致しない。
- 金額は正しいのに左右が逆で、誤りが打ち消されずに倍になる。
- 掛け売上を現金売上として記録し、入っていない現金が帳簿に現れる。
- 店主の個人的な支出が事業の支出に混ざる。
いつも貸借が一致する仕訳
Aconta Online では、何が起きたかと金額を入力するだけです。売上、経費、店主の出資、入金。借方と貸方の両方を書き、一致しないものは受け付けません。1行ずつ仕訳を書くこともできます。記録済みの仕訳は決して書き換えないので、訂正はいつも取消仕訳で行われ、経緯がすべて見えます。
よくある質問
1つの仕訳にいくつの勘定を使えますか。
必要なだけ使えます。最低2つです。半分を現金、半分を掛けで受け取る売上なら、借方に現金と売掛金、貸方に売上高を記録し、借方2つの合計が貸方と一致します。
売上はなぜ売上高の貸方に記録するのですか。
収益は貸方で増えるからです。反対側、つまり入ってくる現金や売掛金が借方になります。
間違えた仕訳を削除できますか。
削除しないのが望ましい方法です。取消仕訳で訂正し、改めて記録します。そうすれば帳簿にすべての変更の経緯が残ります。
