ガイド · 帳簿をつける

仕訳の例:仕訳の書き方と解答つきの練習

仕訳は、事業のひとつの取引を借方と貸方の2列に記録したもので、両方の合計はいつも同じです。このガイドでは、仕訳の書き方、左右を決めるルール、そして小さな店の1か月から取った7つの解答つきの例(訂正を1つ含む)を紹介します。

白い机の上でクリップに留められたレシートと請求書。そばにペンと水色のフォルダーがある
写真:Karolina Grabowska、Pexels

仕訳とは

仕訳は、事業のひとつの取引を仕訳帳に記録したものです。日付、短い摘要、そして同じ合計額の借方の勘定と貸方の勘定を少なくとも1つずつ書きます。どの仕訳も証憑から始まるので、あとから誰でも数字の出どころを確かめられます。

借方と貸方のルール

  • 資産と費用は借方で増え、貸方で減る。
  • 負債、純資産、収益は貸方で増え、借方で減る。
  • どの仕訳も、借方の合計と貸方の合計は等しい。

3つの問いで仕訳を書く

  1. 何が起きたか。それを証明する証憑はどれか。
  2. どの勘定が変わるか。それぞれ増えるのか減るのか。
  3. 上のルールに従うと、それぞれの変化はどちら側に入るか。

解答つきの7つの例

最初の6つはある店の最初の1か月、7つ目は誤りの訂正です。

例借方の勘定貸方の勘定金額
1. 店主が現金を出資現金資本金5,000
2. 棚を現金で購入器具備品現金1,200
3. 現金売上現金売上高3,000
4. 掛けによる売上売掛金売上高800
5. 家賃の支払い地代家賃現金1,000
6. 後払いの電気代の請求書水道光熱費買掛金400
7. 1,100 と記録した家賃の取消現金地代家賃1,100

例1では、事業は現金を受け取り(資産が増える:借方)、それを店主に負っています(純資産が増える:貸方)。例4ではまだ代金を受け取っていません。増えるのはお客様が払うべき金額、つまり売掛金です。例6では、費用は支払ったときではなく、請求書が届いたときに記録します。

仕訳の訂正:取消仕訳

記録済みの仕訳は消しません。家賃を 1,000 ではなく 1,100 と記録していたなら、借方と貸方を入れ替えた同じ仕訳(例7)で取り消し、そのうえで正しい仕訳を記録します。両方が帳簿に残るので、誰でも何がいつ変わったかを確かめられます。

よくある誤り

  • 借方と貸方の合計が一致しない。
  • 金額は正しいのに左右が逆で、誤りが打ち消されずに倍になる。
  • 掛け売上を現金売上として記録し、入っていない現金が帳簿に現れる。
  • 店主の個人的な支出が事業の支出に混ざる。

いつも貸借が一致する仕訳

Aconta Online では、何が起きたかと金額を入力するだけです。売上、経費、店主の出資、入金。借方と貸方の両方を書き、一致しないものは受け付けません。1行ずつ仕訳を書くこともできます。記録済みの仕訳は決して書き換えないので、訂正はいつも取消仕訳で行われ、経緯がすべて見えます。

よくある質問

1つの仕訳にいくつの勘定を使えますか。

必要なだけ使えます。最低2つです。半分を現金、半分を掛けで受け取る売上なら、借方に現金と売掛金、貸方に売上高を記録し、借方2つの合計が貸方と一致します。

売上はなぜ売上高の貸方に記録するのですか。

収益は貸方で増えるからです。反対側、つまり入ってくる現金や売掛金が借方になります。

間違えた仕訳を削除できますか。

削除しないのが望ましい方法です。取消仕訳で訂正し、改めて記録します。そうすれば帳簿にすべての変更の経緯が残ります。